1970-07-10 第63回国会 衆議院 社会労働委員会 第24号
これは先ほど来御説明申し上げましたように乱刺法あるいは多圧法、さらにそこに植えつける種痘の痘苗の問題、こういった問題の検討ということが出てまいります。 さらに、方法と関連いたしまして、従来法律できめております二カ月から十二カ月という接種の時期が一体妥当なのかどうか、こういう問題が次に出てまいろうかと思います。
これは先ほど来御説明申し上げましたように乱刺法あるいは多圧法、さらにそこに植えつける種痘の痘苗の問題、こういった問題の検討ということが出てまいります。 さらに、方法と関連いたしまして、従来法律できめております二カ月から十二カ月という接種の時期が一体妥当なのかどうか、こういう問題が次に出てまいろうかと思います。
○村中説明員 現在の実施規則では乱刺法ということばで表現されておりまして、実はこれは弁解とお聞き取りいただいてもやむを得ないのでございますが、規則の改正をやっている最中でございます。今回の接種時期生後六カ月の問題につきまして、ほとんど並行の状態で実は改正をいたしております。
それからもう一点、厚生省がこの間出された通達の中で、一つは乱刺法という表現を多圧法と変えられました。あるいは回数を、十回から十五回というのを五回減らされたようでございます。これは私もたいへん急いでどろなわ式におやりになったという感じを免れませんでした。この多圧法という表現は、学会のほうでは古くから使われていたことばのようでございまして、乱刺法というのは非常に間違った受け取り方をされる。
たとえば妊産婦についてはこれは全部はずすほうが適当である、あるいは従来乱刺法という方法をとっているけれども、この接種のしかたについてはむしろ多圧、現実にやっているわかりやすい多圧、押しつけるという、そういう方式に改めるべきだ、あるいは痘苗の塗り方が従来は三ミリから五ミリというふうな考え方がありましたけれども、最近の痘苗の精製あるいは力価の安定性というふうなことを考えると、三ミリないし三ミリ以下の量で
さらにこの注射は比較的きらわれるものでございますが、注射でない接種によるいわゆる乱刺法で最近やっております天然痘の予防接種、これももう世界じゅうだれもが必ずやるという常識になっておりますが、これの接種率も現在のところ、第一期接種が七〇%から八〇%の域を出ない。
接種法、あるいは乱刺法あるいは液化の注射法というようなものを、施行規則でございますか、施行令でございますかで考慮して、現在の皮内注射でなければならないというような考え方を改善なさる御意思があるかどうか、これをひとつ伺いたいのであります。
それは先ほど申しましたように、乱刺とか或いは乱切法を用うれば、その点が除き得ると思いますからして、それですから法律を改正するとか、法律を施行することを一時中止するとかいう必要は毛頭ありませんし、又そんなことはすべきでないと存じますが、技術面において、つまりやり方においては改良する余地が十分にあると思います。又急いで改良しなくてはいけないと思つております。
併し専門家でないものが接種しますと、なかなか治らない潰瘍があるというふうな面から見ますと、近い将来に研究の成果が挙がりましたならば、早速そういうものの比較的でき方の少ない乱切法又は乱刺法に切替えるべきであると私は存じております。そういう研究をやるべきである、早く促進すべきであると存じております。
ですから私は一方においてはその皮内に注射をするということを、もつと十分に熟練させてやるということも無論必要だとは思いますけれども、私はそれよりも、そういう危険性のない方法、それには今申上げましたように、この乱刺であるとか、乱切法というのを使いますと、そういう技術の面はこういう面から除くことができます。ただワクチンが少し余計要るのです。
それよりもほかの乱刺法であるとか、多刺法であるとか、いろいろな方法があつて、これらも研究の余地があるように私考えるのであります。これらが私ども相談して挙げました点でありますが、昨年夏出ましたアメリカ公衆衛生局長及び実地について研究しておるところの者の二人の名前で出しました報告によりますと、これはアンダーソンとパールマンという人でありますが、このBCGについては研究がまだまだたくさん残つておる。
更に昨今は皮膚の乱刺法、一皮膚に直接、直接と言いますか、皮下から皮内に移つて、今日は皮膚それ自体に打つようになりました。それでありますと、今日まだ僅かな経験でありますけれども、潰瘍も殆んどできない。まあこんなようなことはだんだんに変つて行くであろうと思いまするし、注射液の保存とか、或いはその溶かす液体、食塩水その他のものによりましようし、保存にもよりましよう。
それで私は動物実験で皮下注射をやる、静脈注射をやる、目からやる方法を考えて見ました、或いは皮内注射に移す、乱切乱刺と言いますか、表皮の実験をした、昭和十二年頃でありますが、そういうような実験は絶えずしておるのであります。現在のところでは皮内注射法がいいということで、委員会も決議いたしておりますから、現在の状態では皮内法でいいというふうに私も思つております。
ただ私は自分の考えをここでちよつと申しますと、乱切法、乱刺法のワクチンにすれば非常に濃いものができる、ああいう操作をする場合に、菌液を濃くすれば濃くするほど、やはり生き残る菌も多いという経験がありますので、そういう点でやはり改良の余地があるのじやないかと思います。
また接種方法、たとえて申しますと、現在実施いたしておりますのは皮内接種の方法でありますが、これを経皮接種、たとえば多刺法、あるいは乱刺法を行いますことによつて、潰瘍をずつと少くすることができ、ほとんど皆無にすることができるという御調査もあるのでございます。
現在東京都の手持ちいたしております痘苗は七十五リットルございまして、切皮式ならば七十五万人分ございますし、乱刺式ならば百五十万人分ございます。現在まで実施いたしておりますのは、ただいま申し上げました限られた地区に対する種痘の実施でございますが、必要に応じて広い範囲に種痘を実施して行したいと考えております。